わが街 - トノノラ
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 この毛艶、落ち着き払った立ち居ふるまい・・・


 階段をトントントンと、勢いよく駆け上がってゆくと、目の前数十センチの正面に、彼が、こっち向いて座っていて、突然の侵入者?に、驚いた様子もなく、身じろぎひとつせず、チラと一瞥をくれます。
 名前を知らないので「お〜い、ニャンコ!こんにちは!」などと話かけるのですが、いかにも退屈そうな視線を、一瞬よせるのみ。
 イヤ、たいしたおちつき具合、かなりな大物と見ました。

 「記念に、一枚・・・」と、腰からデジタルカメラを取り出そうとすると、いきなり「あっち向いて」しまいます。
 いつも、こんな具合です。

 あわてて背後から「オイ、オイ。ちょっと待ってヨ」と、声をかけた直後の写真が、次の一枚です。



 しかし、それも、ほんの一瞬・・・



 「どうせ、私なんか・・・」

 あ、そうそう、一言付け加えれば、彼、背中を撫で撫でさせてくれるんですよ。 見ず知らずの私を警戒することもなく。 でも、ちょっと長めにやっちゃうと、「うるさいなァ」とばかりに「ウャ〜ン」と一声。これもお決まりですネ。


 さて、次の一枚。
 毛艶といい、人相?といい、誰が、どう見たって「ノラ」ですネ。

 実は、この猫も、鼻先三十センチのところにカメラを近づけても、まったく、ビクともしないのです。
 背中を撫でてやると、いかにも嬉しそうなこえで「ミャ〜ン」とないて、体重を寄せてきます。
 こんなノラも、また、めったにいないような気がするのですが・・・


 君は、人生?苦労してるんだろうなァ・・・

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